2021年07月01日
学生の皆さんへ
新型コロナウイルスの変異とワクチン接種について~常に警戒を怠らず~
学長 大坊 郁夫
新学期(4月13日)には、感染防止策を徹底しながら、対面授業を多く実施する旨のメッセージをお出ししました。その後、ご承知のように「まん延防止等重点措置」、「緊急事態宣言」、さらに、現在の「まん延防止等重点措置」(7月11日まで)が出されています。本学でも少なからず感染者が出る事態となりました。既に、発信されましたように、最近の感染者数の減少傾向を踏まえ、7月11日を待たずに、危機管理ステージを 3 と軽減することといたしました。前期の期間は残り少ないですが、これまで以上に可能な範囲で学びを含めキャンパスでの諸活動を展開してください。
高齢者から始めたワクチン接種も拡がりつつあり、本学キャンパスでの独自のワクチン接種も準備しつつあります。ここで、ワクチン接種についていくつかお知らせします。
〇 自治体によって接種計画の進捗に差があり、学生自身の住民票のある自治体で接種可能になった場合、保証人に確認したうえで、接種して構いません。
〇 アルバイト先、実習先、親族関係等の職域接種の案内があった場合、保証人に確認したうえで、接種して構いません。
〇 接種にあたって、接種当日から翌日頃までに発熱などの副反応が起きる可能性があることや、2 回目の接種日程を考慮して接種してください。
〇 ワクチン接種は任意です。
その一方、各種報道でご存知のように、ウイルスは変異しやすいものです。爆発的に感染者がまん延した英国ではしばらく前に、状況は大きく好転し、ロックダウンが緩和され、日常の生活に戻り始めたところで、ワクチン未接種の若者を中心にデルタ(インド)型の変異株による感染が急増し、ロックダウン解除が足踏みしています。
さらに、感染力のさらに強い、南米に発する変異株(ラムダ型)も世界に拡がりつつあります。従来型に比べて、取るべきソーシャル・ディスタンスもこれまで推奨されている距離以上を空ける必要もあるようです。また、感染の初期症状も異なる傾向もあります。この種の情報を自らもよく確認してください。
以下に一部ですが、デルタ型、ラムダ型の記事(リンク先を含め)を挙げましたのでぜひ参照してください。
常に警戒を怠らずに予防しつつ、今後のキャンパスライフを充実したものとしてください。
<ラムダ型について>
・これまでにない変異 ワクチン効果低減か (2021.6.25) (テレ朝 news)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000220462.html
・ペルーやアルゼンチンで猛威を振るっている
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20210617-00243514/
<デルタ型(インド型)について>
・インド型変異株(デルタ株)は従来株と症状が違うので要注意
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/06/post-96513.php
・新型コロナ変異株は 2m 離れても感染リスク高。飲食店での有効策は?スパコン富岳が解析
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1333498.html
・変異株が出現した今、求められる行動様式に関する提言
(第4回新型コロナウイルス感染症対策分科会提言 2021.6.16)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin.html
※ページ下「開催状況」の「第4回 令和3年6月16日」資料
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