2017年12月05日
11月24日に本学C館の教室にて、学生の企画による「【社会福祉学部限定】海外渡航プログラム座談会」が行われました。
この会を発案したのは、社会福祉学部 福祉心理学科4年の佐々木麻菜さんです。スピーカーは、福祉臨床学科3年生の紺野友也さんと佐々木さんが行い、司会は、2018年2月に海外渡航を予定している福祉心理学科2年生の学生が担当しました。
紺野さんは、最初に海外渡航科目「海外事情*1」について紹介をしたあと、個人で取り組んだシドニー市内での路上生活者へのインタビューと、グループで取り組んだ世界最大規模のLGBTパレード「マルディグラ」でのインタビュープロジェクトの二つの活動について写真の説明を交えながら「社会福祉学部の学生だからこそ、留学で気付くことができる視点がたくさんある」と報告し、これらの活動を通して「差別や偏見」というテーマを学べたことは最も大きな収穫であり、帰国後にゼミでも発表ができたことは、自身の成長に繋がったと話しました。
▲ 路上生活者へのインタビューについて話す紺野さん
佐々木さんは、2年生の後期に、英語でのトークセッションを行いたいと思い立ち、ドイツ出身のカローラ・ホメリヒ先生(北海道大学)に自らメールを送り、トークセッションを実現することに成功しました。その企画・運営に携わったことについて触れ、トークセッションで話し合った「幸福度の国際比較」というテーマが、卒業論文のテーマを決める際にこのテーマを選んだ最大の理由となったと話しました。
また、就職活動後に一人でオーストラリア・ケアンズへ行った際、「日本の外に出て初めて分かることがある」と感じたため、国内・海外を問わず、社会福祉学部の学生が積極的に国際交流をすることが重要であると話しました。
▲多くの学生が集まりました
今回、社会福祉学部限定での初の試みでしたが、多くの学生が参加し、真剣に聞き入っていました。
この企画が、本学学生が世界に目を向ける第一歩となることを願っています。
*1 「海外事情」は5言語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)でそれぞれ毎年実施している海外渡航科目です(二単位)。
*2 過年度の社会福祉学部・経済学部・心理応用コミュニケーション学科の学生の報告はこちら
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