2017年05月09日
振替科目:ベイシックスピーキング(全クラス)、専門演習Ⅰ(グレイ先生)(5月30日火曜日Ⅱ講目)
『Fight to the bitter end? Katsu Kaishu and Fukuzawa Yukichi
瘠(やせ)我慢(がまん)の精神とは? ~勝海舟と福沢諭吉~』
福沢諭吉は、1891年に著書『瘠我慢の説』(英題:On Fighting to the Bitter End)の中で、江戸城無血開城(1868年)を進めた勝海舟に苦言を呈しています。福沢諭吉と勝海舟の関係性の本質とは何でしょうか?
なぜ福沢諭吉は彼の著書にあるように「武士道」を定義したのでしょうか? そして”fighting to the bitter end(「究極まで(死ぬまで)闘う」)”という姿勢に、歴史はどんな判断を下したのでしょうか?
*講演は英語で実施。日本語訳字幕付。
【講師の活動】
ハーバード大学卒業(東アジア学、1990年)、カリフォルニア大学大学院でPh.D取得(現代中国史研究、2002年)。現在、本学の協定校である米国のジュニアータ大学准教授として、現代中国史・日本史、東西冷戦及び中ソ関係史、「サムライ論」などを担当し、勝海舟と福沢諭吉の世界観を比較研究。曾祖母はクララ・ホイットニー(明治初期に海舟の子・梅太郎と国際結婚し6人の子どもに恵まれ、海舟の没後に子どもたちと米国に帰国)で、海舟の玄孫(5世代目)にあたる。