2021年12月03日
先日閉幕したEASCOMオンライン2021で、文学部 長谷川 典子 教授のゼミナールと、EASCOM協定校学生のジョイント講義が行われました。
長谷川ゼミナールは毎年EASCOM期間中、訪日した協定校学生をゼミナールに加え異文化交流を行ってきました。オンライン開催となった今年も協定校学生を加え、11月11日、18日の2日間にわたり、日本文化やジェンダー格差を題材にしたディスカッションを行っています。
参加した 文学部英文学科3年 三野 春佳 さんのレポートを掲載します(三野さんは長谷川ゼミ所属のEASCOM学生委員です)。
EASCOMオンライン2021 長谷川ゼミプロジェクト報告
11月11日、18日に長谷川ゼミの学生15名と、EASCOMオンライン2021に参加された海外協定校学生とZOOM上での交流が行われました。2日間で行われた活動内容と様子について報告します。
11日は、韓国、中国、インドネシアから各1名ずつの学生が参加されました。3つのグループに分かれて、私たち長谷川ゼミの学生が事前に準備した日本文化の紹介動画をそれぞれ見てもらい、その内容に沿ったディスカッションを行いました。日本文化の紹介動画は、日本人の会話や態度に現れる奥ゆかしさ、謙虚さなどを実際に私たちが実演してまとめて作成しました。ディスカッションでは、日本と海外協定校の国と地域での文化の違いや、逆に似ているところなどを話し合いました。また、海外協定校学生の方から見た日本文化のイメージや印象についても話しました。お互いに新たな発見や知識を得ることができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。協定校学生の方も積極的に発言をしてくれたため、3つのグループ全て活発なディスカッションを行うことができました。
18日は、中国から3名、インドネシアから1名の協定校学生が参加されました。この日も3つのグループに分かれて、事前に読んだテキストの内容に沿ったディスカッションを行いました。授業の最後には各グループが話し合ったことを留学生も交えて全体で発表して共有しました。テキストの内容がジェンダー間で起こっている問題についてだったので、各国の男女格差問題や、改善策などについて話し合いました。こちらのディスカッションも皆さん意見をたくさん述べてくれました。
このプロジェクトを通して、実際に異文化の方とコミュニケーションをとることができ、私たちと違う視点や価値観を持っていたため、新たな気づきや学びを得ることができました。また、参加された海外協定校学生も全員積極的に交流してくれたため、大変有意義な時間を過ごすことができたと思います。
文学部英文学科 グローバル・スタディーズコースの長谷川ゼミナールは、ジェンダー・世代・障がいの有無等の差異も含めた広い意味での「異文化」コミュニケーションに関する諸問題について研究しています。