留学・国際交流からのお知らせ

第23回グローバル人材のための国際情勢講座「G2時代の到来? パックス・アメリカーナかパックスシニカか。コロナ禍の米中関係を読み解く」のご紹介です。

名古屋大学主催で標記のZOOMウェビナーが行われます。参加無料です。興味のある方はご参加ください。

日時:3月8日(火)14:00~16:00(質疑応答を含む)

開催方法:ZOOMウェビナー

講師:渡辺 陽介 株式会社共同通信社ニューヨーク支局長

言語:日本語

内容:現在までのご経験を踏まえて、世界と日本を取り巻く国際情勢、新しい事態の展望も含めてご講演いただきます。

申込方法:事前申込制 こちらから申込してください。

問い合わせ先:名古屋大学PhDプロフェッショナル登竜門推進室:https://www.phdpro.leading.nagoya-u.ac.jp/

インドネシア・マラナタ・クリスチャン大学(以下マラナタ)と北星学園大学(以下北星)の学生との「異文化理解」をテーマにした約1か月間の国際共修が行われました。

11月中旬にマラナタ大学の学生14名と、北星の上級英語II履修の13名がZoomで集まり、グループにわかれ、小テーマを決め、その後1か月にわたりZoomミーティングを重ねました。12月21日に最終プレゼンテーションとディスカッションが行われ、無事に終了しました。

 

参加した文学部 心理・応用コミュニケーション学科4年  新谷 波夏 さんのレポートを掲載します。

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私たち上級英語IIは、経済学部8名、社会福祉学部3名、心理・応用コミュニケーション学科2名の13名で活動しています。今回の共修のテーマは「異文化理解」で、グループごとの小テーマは「環境問題」「休日と祝日」「若者文化」「社会における女性の役割」「食文化」の6つでした。各グループに北星とマラナタが半数ずつ入り、約1か月の間、グループごとにZoomで週1~2回のミーティングを行いました。私のグループは計7回、「若者文化」について話し合いました。時差や授業の兼ね合いもあり、夜に行うことが多かったです。

 

初めのうちは硬い雰囲気で、うまく行かず大変なグループもありました。北星の学生同士でどうしたらよいか話し合ったり、マラナタのリーダーにも相談に乗ってもらいました。また、全て英語だったため、情報伝達には特に苦労しました。日時の勘違いや情報齟齬、様々なトラブルが発生しました。しかし、そのような事態を経験する度に、互いに試行錯誤を繰りかえし、密に連絡をとり合うことで、信頼感を高めることができたと思います。

 

仲が深まるごとに話が弾み、自然な会話が生まれていきました。本当に楽しかったです。驚いたこともたくさんありました。「マラナタの学生は毎日5時間くらい勉強する」と聞かされた時は、衝撃を受けて絶句しました。どんどん打ち解けていき、ミーティングが終わっても1時間くらい盛り上がって世間話をした日もありました。

 

お互いに励まし合ったこともよく印象に残っています。最終プレゼン前には「こわい!」と不安を吐露しながら、「大丈夫!がんばろう!」とお互いを鼓舞し合いました。共に苦労を経験し、解決していくことで仲が深まり、マラナタの学生たちとの協力的な体制が次第にできていったのを実感しました。

 

マラナタの学生は皆温かく、不安や問題があればいつも真摯に話を聞いてくれて、解決策を一緒に考えてくれました。

その優しさのおかげで困難を乗り越えることができ、お互いにたくさんの良い発見をすることができました。マラナタの皆さんとの出会いに感謝したいと思います。ありがとうございました。

各グループにマラナタと北星から半数ずつ入り、1か月間テーマを決めて意見を交わしました。このグループは北星経済学部から2名、マラナタの文学部から2名ずつ参加し、環境問題がテーマでした。

 

皆で意見を出し合いながら、全員で盛り上がれるようなQ&Aを考えました。

 

これはマラナタの学生が提案してくれたライブ投票ツールです。日本人同士で勉強していたら知らなかったような、新鮮なプレゼンツールを沢山知ることができました。

 

最終プレゼンテーションが無事に終わり、安堵の笑顔!

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コロナ禍で海外渡航が困難ですが、様々なツールを使い異文化理解・国際共修をすすめる本学学生の逞しさを感じていただけたでしょうか。

貴重な学生の活動報告でした。今後も本学では様々な方法で国際交流活動を続けていきます。

 

1月11日(火)に、アメリカ大使館主催によるZoomを用いたバーチャル映画上映会&トークイベントが開かれます。 以下をご覧になり、興味のある方は各自お申込みの上ご参加ください。

 

<以下、主催アメリカ大使館からの招待メッセージ転記>-----------------------------------------------

アメリカ大使館ではウィグル系アメリカ人活動家を描いたドキュメンタリー映画上映&ディスカッションをオンラインで開催いたします。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

アメリカ大使館主催:ウィグル人の現状を描いたドキュメンタリー映画バーチャル上映会&監督・主演とのトークイベント『In Search of My Sister』
2022年1月11日(火)
映画上映 10:00-11:25 (日本語字幕つき)     ディスカッション 11:25-12:10(日英同時通訳つき)
参加登録:  こちら から登録してください
詳細について: こちらからご確認ください
参加費: 無料です 先着150名

新疆ウイグル自治区で今何が起こっているのか。ウイグル人の人権擁護を訴え活動するルシャン・アッバス氏の姉が突然失踪した。そんな姉を探すルシャン・アッバス氏の旅から見えてきた実態とは。

本イベントでは、ドキュメンタリー映画「In Search of My Sister」上映の後、トークセッションを設け、本作品の主人公でウイグル系アメリカ人活動家のルシャン・アッバス氏、本映画監督ジャワード・ミア氏、並びに米国国務省を代表してアリソン・ダイスを交えて現代社会における人権問題についてディスカッションを行います。また質疑応答の時間では視聴者からの質問を受け付け、皆さんと共にこの問題を考察していきます。司会は国際政治学者で映画評論家としてもご活躍の東京大学・藤原 帰一教授です。

主人公:ルシャン・アッバス (Rushan Abbas) 氏
監督:ジャワード・ミア (Jawad Mir) 氏
司会:東京大学 藤原  帰一 教授
開会挨拶:米国国務省 アリソン・ダイス 太平洋・北東アジア地域中国担当官

<講師略歴>
ルシャン・アッバス (Rushan Abbas) 氏
本映画の中心人物。中国新疆ウイグル自治区出身のウイグル系アメリカ人の活動家であり、ウイグル人の権利提唱者。NPOキャンペーン・フォー・ウイグルズ(C4U)を創立し、新疆ウイグル自治区で非道な人権侵害を受けた人々の話を伝えている。

ジャワード・ミア (Jawad Mir) 氏 監督
「ストーリーが最初に来ます。 それは映画の心と魂だからです。 どのようなプロジェクトに取り組む時でも、それが私がやろうとしていることです。私は物語を伝えようと努めています。そうしてウイグル系アメリカ人活動家の物語『In Search of My Sister』を含む、多くの映画を監督・制作してきました。」本作品の他に手掛けた映画は『Citizen of Moria』『Baristas』『Escape from Manus Island』『Flippin’ Red』『Only 78』など多数。

<司会>藤原 帰一 東京大学法学政治学研究科 教授
東京大学法学部卒業、同大学大学院博士課程単位取得満期退学。フルブライト奨学生としてイェール大学大学院に留学。東京大学社会科学研究所助手を務め、千葉大学法経学部助手、同助教授、東京大学社会科学研究所助教授を経て、1999年から現職。フィリピン大学アジアセンター客員教授、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際研究院客員教授、米国ウッドローウィルソン国際学術センター研究員等を歴任。
自身「映画を見る合間に国際政治を勉強しています」という映画通で、週刊誌『AERA』に連載された作品評225本をまとめた「これは映画だ!」(朝日新聞出版)を出版した他、現在も「藤原帰一の映画愛」を毎日新聞デジタルで連載している。

アリソン D. ダイス (Allison D. Dyess)
2019年より太平洋・北東アジア地域中国担当官として、フィジーのスバにある米国大使館に勤務。 中国、イラク、トルコ、ワシントンDCでの勤務経験を持つ。国務省入省前、ニューヨークとダラスで弁護士として、またニューヨークの台北経済文化代表処で勤務。 台北の国立台湾師範大学で中国語を学ぶ。 テキサス州出身、中国語とトルコ語を話す。

 

12月18日(土)に、「JENESYS 2021」プログラムが行われ、本学の学生がオンライン交流会に参加しました。

JENESYS((対日理解促進交流プログラム)とは:

日本政府が推進する国際交流事業で、日本とアジア大洋州の各国・地域との間で、二国間・地域間関係の発展や対外発信において、将来を担う人材を招へい及び派遣、又はオンライン交流を通じて、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、未来の親日派・知日派を発掘するプログラムです。

一般財団法人日本国際協力センター(JICE)がASEAN諸国・地域対象のプログラム実施・運営を行っています。

一般財団法人日本国際協力センター(JICE) HP:https://www.jice.org/index.html

外務省 JENESYS 広報ページ:https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rp/page22_003621.html

今回のプログラムでは、オンライン上でカンボジアの学生を主とした参加者グループと本学学生グループが文化紹介を通して交流しました。

本学演舞同好会がZoomを通して演舞を配信発表し、本学短期大学部英文科学生による日本文化の紹介プレゼンテーションを行いました。いずれの発表にも、カンボジアからの参加者の方々は「素晴らしい」、「新しい発見だった」とコメントをしてくださいました。

発表の後は、本学の有志学生も交えてのグループセッションを行いました。当日は共通言語として英語を使用してのセッションでしたが、身振り手振りやオンラインならではのチャットを活用しながら、楽しく交流ができました。

互いの文化を学びあうだけでなく、離れた場所の異なる文化圏の方とのコミュニケーションを実践的に学べる場となりました。

演舞同好会の発表の様子は国際教育センター公式Youtubeで見ることができるので、ぜひご覧ください。

本学の協定校・イギリスのセントラル・ランカシャー大学(UCLan)で日本語を学ぶ学生とメールで交流してみませんか?

※応募は本学学生に限ります※

最初は大学公式メールでのやり取りになりますが、その後は学生同士で使いやすいツールをつかっていただくなど、自由に交流してください。相手学生は日本語を学んでいますが、優しい言い回しなどの配慮をしていただく場合があります。送るメールは日本語で構いません。

<応募方法> このグーグルフォームから申し込みを行ってください。 ※申込は締め切りました

<締切>2022年1月5日(水)17時まで

マメにメール交換できる方を募集します。後日相手方のメールアドレスを送付します。

本学では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い外務省が発出する感染症危険情報が全世界を対象にレベル2「不要不急の渡航は止めてください」以上となっていることから、当面の間の海外渡航を禁止しています。ワクチン接種率が上がり、国内外でも行動制限が緩和されつつありますが、新たな変異株の出現により、日本国内だけでなく海外においても、健康の安全に対する不安は依然として高いままと言わざるを得ません。日本を含む各国の防疫対策が強化されています。11月25日段階で2021 年度後期の海外渡航については大学文学部、経済学部経済学科及び短期大学部英文学科の一部海外渡航プログラムの渡航についてのみ、一定の条件下で実施可能とすることとしましたが、変異株の急な感染拡大という事態を受け、全てのプログラムを中止とします。
ついては、今後当面の留学等の取り扱いについては次のように取り扱います。

1.2022年度春留学生派遣は中止とする。但し、既に派遣留学生に選考された学生については、派遣時期を延期できることとする。

2.2022年度春留学生受入は中止とする。但し、既に協定校において受入留学生に選考された学生については、受入時期を延期できることとする。

3.2021 年度後期における海外渡航プログラムは中止(渡航を伴わない代替授業の実施を妨げるものではない)とする。

4.2021 年度後期の私費渡航・休学留学は中止(延期)を要請する。

なお、日本を含む各国における新型コロナウイルス感染症の感染状況が好転し、各国の防疫対策及び日本の水際対策等が緩和され、留学等の海外渡航先及び本学における留学生の生活環境に安定が見込まれるようになった場合には速やかに交換留学及び海外渡航プログラムを再開できるように、準備を進めています。

12月3日(金)にセンター棟1階国際ラウンジにて「外国語朗読会」が開催されました。

昨年は新型コロナウイルス感染症のため、ZOOMでおこないましたから、対面での開催は2年ぶりです。
外国語朗読会は、言語教育部門と国際教育センターの合同企画として行われており、毎年多くの学生が様々な言語で朗読を披露します。

今回は聖書から抜粋した文章を朗読しました。フランス語、韓国語、ドイツ語、など大学で学んだ言語を活かし発表する学生や、独学で学んだベトナム語やタイ語を披露する学生もいました。ネイティブスピーカーの本学教員が日本語の朗読にトライする一幕もありました。

今年度からの試みとして、発表が行われ、ドイツ語の寺尾先生によるドイツのクリスマス解説、5か国のクリスマス事情を各国語で発表する学生がいるなど、朗読だけではない会となりました。

参加した学生たちは、各言語の音や言語表現を味わいながら楽しむことができたようです。

チャペルクワイアによる歌も今回初めての試みでした。また北星学園にゆかりがあるアメリカ Hunting Ridge長老派教会からは動画メッセージをいただき、Pastor Deborah McEachranさんがZOOM参加されました。

閉会の祈りにには本学園の古川理事長が登壇し、穏やかなひと時を持つことができました。

例年は交流会を実施し、お互いの健闘を讃えあうのですが、今年度は感染防止の為持ち帰りの菓子を分け合って散会しました。 散会後も残って話こんでいる人もいました。 やはり対面で行う会はいいものですね。


 

先日閉幕したEASCOMオンライン2021で、文学部 長谷川 典子 教授のゼミナールと、EASCOM協定校学生のジョイント講義が行われました。

長谷川ゼミナールは毎年EASCOM期間中、訪日した協定校学生をゼミナールに加え異文化交流を行ってきました。オンライン開催となった今年も協定校学生を加え、11月11日、18日の2日間にわたり、日本文化やジェンダー格差を題材にしたディスカッションを行っています。

参加した 文学部英文学科3年 三野 春佳 さんのレポートを掲載します(三野さんは長谷川ゼミ所属のEASCOM学生委員です)。


EASCOMオンライン2021 長谷川ゼミプロジェクト報告

11月11日、18日に長谷川ゼミの学生15名と、EASCOMオンライン2021に参加された海外協定校学生とZOOM上での交流が行われました。2日間で行われた活動内容と様子について報告します。

11日は、韓国、中国、インドネシアから各1名ずつの学生が参加されました。3つのグループに分かれて、私たち長谷川ゼミの学生が事前に準備した日本文化の紹介動画をそれぞれ見てもらい、その内容に沿ったディスカッションを行いました。日本文化の紹介動画は、日本人の会話や態度に現れる奥ゆかしさ、謙虚さなどを実際に私たちが実演してまとめて作成しました。ディスカッションでは、日本と海外協定校の国と地域での文化の違いや、逆に似ているところなどを話し合いました。また、海外協定校学生の方から見た日本文化のイメージや印象についても話しました。お互いに新たな発見や知識を得ることができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。協定校学生の方も積極的に発言をしてくれたため、3つのグループ全て活発なディスカッションを行うことができました。

18日は、中国から3名、インドネシアから1名の協定校学生が参加されました。この日も3つのグループに分かれて、事前に読んだテキストの内容に沿ったディスカッションを行いました。授業の最後には各グループが話し合ったことを留学生も交えて全体で発表して共有しました。テキストの内容がジェンダー間で起こっている問題についてだったので、各国の男女格差問題や、改善策などについて話し合いました。こちらのディスカッションも皆さん意見をたくさん述べてくれました。

このプロジェクトを通して、実際に異文化の方とコミュニケーションをとることができ、私たちと違う視点や価値観を持っていたため、新たな気づきや学びを得ることができました。また、参加された海外協定校学生も全員積極的に交流してくれたため、大変有意義な時間を過ごすことができたと思います。


文学部英文学科 グローバル・スタディーズコースの長谷川ゼミナールは、ジェンダー・世代・障がいの有無等の差異も含めた広い意味での「異文化」コミュニケーションに関する諸問題について研究しています。

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